ハクサンムーンが現役引退、種牡馬入り

スプリント戦線で常に上位を賑わせてきたハクサンムーン(牡7、西園正都)が現役を引退することが17日に明らかになりました。18日に登録が抹消される予定となっております。

ハクサンムーンは2013年のサマースプリントシリーズ覇者。夢のG1制覇は達成できませんでしたが、スプリンターズSと高松宮記念のG1スプリント戦で2度の2着があり、度々スプリント界を盛り上げてきました。

今年は春の高松宮記念(11着)を終え、今秋のセントウルSを目標に栗東に入厩して調整を進めておりましたが、8歳という年齢面もあってか状態は上がらなかったようです。今後は種牡馬入りし、北海道新ひだか町のレックススタッドで繋養される予定となっております。

ハクサンムーンと言えば馬場入り前にその場でクルクルとまわるという旋回癖をもった個性派の競走馬。激しくまわるその勢いはまるでロデオのようで、場内からは拍手が沸くほどでした。この行為がこれから見れなくなると思うと寂しくなります。

ハクサンムーンの通算成績は29戦7勝(うち重賞3勝)。8歳まで息の長い活躍お疲れ様でした。今後は種牡馬としての活躍に期待です。