【JRA】宮崎北斗騎手が現役引退、18年のキャリアに終止符

JRAは24日、宮崎北斗騎手から免許取消の申請があり、9月29日付で騎手免許を取り消すと発表した。今週末の開催がラスト騎乗となる見込みで、18年のキャリアに終止符を打つ。
宮崎は1989年3月12日生まれ、埼玉県出身。JRA競馬学校23期生として入学し、同期には浜中俊、丸田恭介、田中健、荻野琢真、大下智(現調教助手)、故・藤岡康太さんらが名を連ねる。2007年3月に美浦・高市圭二厩舎所属としてデビューすると、同年4月21日福島3R(オリジナルカラー)で初勝利を挙げた。ルーキーイヤーには関東の新人最多となる8勝を記録。騎乗停止がなかった点などが総合的に評価され、民放競馬記者クラブ賞を受賞している。
重賞初制覇はデビュー2年目の2008年。セラフィックロンプとのコンビで挑んだ愛知杯(中京)を重賞初騎乗でいきなり制した。さらに2010年の愛知杯(小倉)でも同馬で勝利し、隔年Vを達成。通算ではJRA5013戦181勝(24日現在)を記録しており、そのうち重賞は2勝を挙げている。
近年はフリーとして騎乗を続け、堅実な手綱さばきで多くの陣営から信頼を集めてきた宮崎。節目となる今週末のラスト騎乗では、これまで積み重ねた経験と技術をファンに示し、最後のゴール板を駆け抜けることになる。

