キーファーズがG1・2勝のジャパン購入、武豊騎手とのコンビで凱旋門賞出走か?
セレクトセールで良血馬を高額落札することで知られる(株)キーファーズ代表の松島正昭オーナーが5日、アイルランド調教馬でG1・2勝を挙げるジャパン(牡4歳、A.オブライエン厩舎)の共同所有契約を締結し、クールモアグループとの共同所有となったことを発表した。
ジャパンはイギリス生産、アイルランド調教の競走馬で、2019年の英ダービー(G1)では僚馬アンソニーヴァンダイクの3着に入線し、英クラシックで活躍。同年のパリ大賞典(G1)をR.ムーア騎手とのコンビで勝利してG1初制覇を果たすと、翌月にはインターナショナルステークス(G1)を再びムーア騎手とのコンビで勝利し、G1を連勝した。昨年の凱旋門賞では4着に好走しており、4歳となる今年も凱旋門賞再戦を含めてさらなる活躍が期待されている。
キーファーズ代表の松島オーナーは武豊騎手を多く起用することでも有名なオーナーであり、中でも凱旋門賞を武豊騎手と優勝することを大きな目標としていることは競馬界ではもはや周知の事実と言っていいだろう。昨年は英ダービー・4着馬のブルーム(牡4、A.オブライエン厩舎)の一部所有権を購入し、武豊騎手とのコンビで凱旋門賞を目指したものの、体調不良により直前で回避となった。
馬名の「ジャパン」は日本の国名にちなんでつけられた名前だが、日本との直接的な関係はなかった。しかし、今回松島オーナーが共同所有契約を締結したことで、ようやく日本との関係が生まれた。今年の凱旋門賞出走についてや鞍上については詳しく明かされなかったが、出走が実現すれば日本の競馬ファンの注目を集めることになりそうだ。