【日経新春杯2020予想】10年ぶりの牝馬Vなるか?メロディーレーン、軽ハンデ49キロなら
昨年はアーモンドアイのドバイターフ、ディアドラのナッソーステークス、そしてリスグラシューのG1・3連勝と牝馬の活躍が目立った一年となりました。
ディアドラ、アーモンドアイは今年も現役続行ということで今後も楽しみなところですが、下の世代の台頭にも期待したいというのもまた正直なところ。古馬となり改めて別世代相手に揉まれることになる明け4歳勢には注目の集まるところです。
クラシックホースはもちろん、条件戦から叩き上げとなる馬たちの中にも将来性のある馬は当然いると考え、狙ってみたいのが日経新春杯に出走するメロディーレーンです。
昨年は340kgという超小柄な馬体の牝馬が菊花賞に挑戦ということで話題を集め、馬券にこそならなかったものの5着と大健闘したことでも知られます。残念ながら前走の江坂特別は2番人気4着と人気を裏切る形になりましたが、勝ち馬との差は1馬身もなかったため、展開次第では古馬相手の長距離でもやれる感触はつかめたのではないでしょうか。
ハンデ戦と各陣営使いやすい条件のレースで、フルゲート18頭が埋まれば高確率で除外される2勝馬でしたが幸い登録16頭ということで出走までは問題なくこぎつけました。
鞍上は引き続き岩田望来騎手が務めます。昨年はG1初騎乗を成し遂げたものの、マイルCS9着、阪神JF10着と結果を残したと言えるほどの内容ではなく、次は堂々と自身のお手馬で更に上の着順を目指して行きたいところでしょう。
今回は前走よりも更に相手関係は強化されますが、登録馬の中で最も実績の低い2勝クラス、前走での敗北などが重なり49kgという軽斤量での出走が叶いました。
牝馬の勝利は2010年のメイショウベルーガまで遡らないとありませんが、距離適性から言うと今週開催の愛知杯のほうが向いていそうなサトノガーネットも日経新春杯へエントリーしてくるなど、牝馬が強気に向かってくるのは年が明けても変わらない傾向となるかもしれません。
メイショウベルーガの前年の2009年には50kgの軽斤量で出走したテイエムプリキュアが波乱を呼ぶ逃げ切りを演じたこともあり、力のある牝馬には今年も引き続き注目していきたいですね。