“日本に恋した”フランス美人騎手のミカエル・ミシェル騎手、待ちに待った一次試験へ
本日28日は、JRA通年免許試験の一次試験が行われる。注目されるのは、26日にアメリカから試験を受けに来日したフランスの女性騎手ミカエル・ミシェル(27)だ。
2019年の夏に開催されたワールドオールスタージョッキーズ参戦で日本に初来日した際、日本のレース環境にほれ込み、以降JRAでのプレーを志すようになった女性騎手だ。自身のツイッターアカウントでは度々日本競馬の魅力を伝えており、魅力的なルックスからも国内のファンも非常に多い。
昨年12月にフランス競馬で落馬し、鎖骨の開放骨折、前頭部に打撲傷と外傷などの重傷を負った際には、日本国内のファンから緑茶のパックや柿の種、カップヌードルにチータラなど日本で馴染みのお菓子などが送られ、さらには「G1の勝ち方」など競馬にまつわる日本語の書籍もプレゼントされた。
こうした日本ファンからの温かいサポートに対する感激の想いなどをSNSの動画などでも伝えており、「日本の競馬に(通年で)乗るのが私の夢です」という意思を度々表明している。
今回試験を受けるために20年4月以来に来日したミカエル騎手だが、コロナ禍で入国自体が厳しい状況が続いていた影響もあり、昨年の試験は見送っていた。日本の地を久しぶりに訪れると、「日本に帰ってこられないと思っていたので、帰ってきたという気分です」と、うれし涙を浮かべながらメディアに応じる姿も見られた。
朝・昼は調教やレースなどをこなし、夜には日本語と試験の勉強に勤しんできたことも明かしており、試験の準備も万全だ。この一次試験は筆記試験で、過去にはMデムーロ、モレイラの名手も不合格となった難関となるが、2014年度からは英語による受験も可能となっており、現在は外国人騎手にとってさらに門戸が開かれている。
無事に一次試験をクリアすれば、日本語の口述テストも含む来年1月25日の二次試験に進むことができる。最難関とされる二次試験も突破すれば、晴れて通年騎手免許が交付される。来年3月からミカエル騎手の騎乗を日本のターフで見ることができるのか。まずは一次試験をパスできるよう、応援したい。