【JRA】王者オジュウチョウサン、引退が決定

障害王者オジュウチョウサンのラストランが決まった。(株)チョウサンの長山尚義オーナーは18日、12月24日に中山競馬場で行われる中山大障害(J・G1、障4100m)を次走に予定していることを明かし、結果にかかわらず同レースを最後に引退することを発表した。

オジュウチョウサンは先週16日に東京競馬場で行われた東京ハイジャンプ(J・G2、障3110m)で9着に敗退。障害戦で掲示板を外すのは15年12月の中山大障害6着以来、6年10カ月ぶりとなった。

レース後は美浦トレセンに帰厩し馬体を診断。腰などに走った疲れは見られたようだが、脚元に問題がないことを確認。19日には千葉県の和田牧場へ放牧に出され、ラストランへ向けて調整されていく。

勝利すれば、2年連続4度目の中山大障害制覇、J・G1の10勝目となる。前人未踏の大記録にて有終の美を飾ることができるのか。どんな結果になろうとも、長年障害界を牽引してきた王者の最後の走りを、この目に焼き付けておきたい。