【ラジオ日本賞予想】ケイティブレイブ、古馬初対戦をどう切り抜ける?

9/17(土)開催のラジオ日本賞に3歳ダート路線の主役格ケイティブレイブが出走する。前走、レパードステークスでは逃げ切りが決まったかに見えたが1頭の馬が最後まで諦めずに追ってきた。グレンツェントである。上がりは2番目に速い36.6秒の末脚で、最後の最後に交わした。騎乗した武豊騎手もレース後『1頭だけ追ってきたね。逃げ切れると思ったのですが・・・』とガックリと肩を落とした。

ただ、この馬が3歳ダート戦線では力量上位なのは間違いはない。今回は古馬混合戦となり、手綱は蛯名騎手が握る。初騎乗になるが、レースが行われるのは中山競馬場・ダート1800M戦。中山は完全に自分の庭の蛯名騎手。同期の武豊騎手からバトンを受け継ぐ形。

古馬との相手関係がキーとなる

ケイティブレイブは今回もハナを主張するだろう。新潟競馬場より直線の短い中山コースではあるが、直線に向くまでにかなり後ろからプレッシャーをかけられるのも間違いない。重賞からオープンになるため、レパードSよりも相手関係が楽になるかとも思われたが、相手は古馬。実はそんなに楽ではないメンバー構成

古馬陣も小頭数ながら、ロワジャルダン・キクノソルと中距離重賞でも上位争いが出来る馬が出走してきた。そして、同じ3歳で牝馬のビービーバーレルは、51キロと斤量の恩恵がある。相手関係は前走より厳しくなると考えるのが賢明。ケイティブレイブも勿論、自分の形に持ち込めば強い競馬が出来る。ケイティブレイブは逃げ馬なので、マークが厳しい。ゴール前で二転三転が演じられる可能性がある。上位陣の能力は拮抗しているだけに、油断は出来ない。