【マイルCS2017予想】レッドファルクス、C.デムーロ騎手とのコンビで秋のマイル王者へ!
今週末は秋のマイル王者決定戦「マイルチャンピオンシップ」が開催。有力馬の一角は脅威の末脚を持つレッドファルクスだ。スプリンターズステークスを連覇し、高松宮記念で3着と、スプリント界で絶大な強さを示している存在である。今回が初の京都となるが、右回りも左回りも関係ないレッドファルクスなら、直線が平坦の京都コースは自慢の末脚の切れ味を披露するにはさほど問題にはならないだろう。
能力は当然このメンバーでは上位だが、問題は1600mという距離。マイルを走ったのは2歳時の未勝利戦の1回(9着)と、2走前の安田記念(3着)の2回のみだ。これまでのレースっぷりや、安田記念での活躍ぶりからも、マイル適性も決して低くはないことは明らか。スピードの持続力はかなり高いレベルにある一頭だと思うし、馬場適性的に高速馬場も合いそうな点も好材料だ。
昨年夏のCBC賞では平均そこそこのペースだったが、コーナーでは10秒台を刻む流れで、そんな中でも大外をまわしながらも優勝をしている。ハイペースでの競馬にも対応できる力があるこの馬なら、ペースが早くなりそうな京都のマイル戦も合う可能性が高い。ハイペースで差し有利な流れならかなりの確率で自慢の末脚を伸ばしてくるだろう。
今回は鞍上は主戦騎手のM.デムーロ騎手から弟のC.デムーロ騎手へと乗り替わりになる。ミルコ騎手とのコンビ成績は「5-0-2-1」と相性は抜群で、引き続きミルコ騎手なら信頼度は高かったかもしれない。しかし、弟のクリスチャン騎手も短期免許で来日して1ヶ月も経たないうちにすでに重賞を2勝するなど好騎乗を連発。ノリにノッているこのタイミングでレッドファルクスという強い馬でG1に挑めるのはクリスチャン騎手にとってもまたとない絶好の機会と言えるだろう。このチャンスをものにし、2013年の桜花賞をアユサンで勝った以来、2勝目となるG1制覇を果たすことはできるだろうか。葦毛の馬体が直線見事な末脚で、前を行く馬をごぼう抜き。そんな強い競馬に期待したい。