【エリザベス女王杯2025】レガレイラ「75点」から「満点」へ、1週前追い切りで万全アピール

オールカマーを制し、3つ目の重賞タイトルを手にしたレガレイラ(牝4、木村哲也厩舎)が、女王の座を懸け実力牝馬が激突する「エリザベス女王杯」へ向けた1週前追い切りを消化した。
5日、助手を背に美浦のWコースで2頭併せを実施。2歳1勝クラスの僚馬サンダーストラックを2馬身ほど先行させ、道中は控えて脚をためて追走。序盤から良いペースで運び、直線はうちに進路を取って軽く促されると、ラスト1F11秒2の脚で伸びて併入した。時計は6F80.8-5F66.1-4F51.7-3F37.4-1F11.2の好時計で、併せた相手も2歳馬とは言え手応えは断然優勢と申し分無しの内容だ。
先週の2週前はWコースを単走で追われ、長めからスタートして馬なりで7F98.0─1F11.8をマーク。中間は坂路でも4F52秒5をマークして自己ベストを更新。バランスの取れたメニューを消化できており、ハードワークのメニューを行っても余力十分とここまで至って順調に来れている。
約3ヶ月の休み明けだった前走のオールカマー時は「75点の状態」と木村師の評価は特別高いわけではなかったが、終わってみればレース本番は57kgの斤量を背負いながらも上がり最速の脚を繰り出して完勝と、秋初戦から高いパフォーマンスを披露した。
昨年のエリザベス女王杯も1番人気に推される人気馬だったレガレイラ。昨年は馬群でポジションを下げ、斜行や壁などの不利も重なり、終始スムーズな競馬ができず不完全燃焼の5着に敗退した。今年はオールカマーを快勝して良い弾みも付けており、臨戦過程は昨年以上に良好だ。休み明けを使われた上積みも期待でき、ここは万全の態勢を整えてきたと見てよいだろう。さらなる状態アップで昨年のリベンジを果たせることができるかに注目だ。

