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【師走ステークス2025予想】好データ該当の5歳馬が中心、世代実績が勝負を左右

2025/12/10 14:57
【師走ステークス2025予想】好データ該当の5歳馬が中心、世代実績が勝負を左右

今週土曜の中山メインは、ダート1800メートルで行われる3歳以上オープンのハンデ戦・リステッドの師走ステークスが組まれている。今年はフルゲート16頭に対し登録24頭と大混雑の様相で、レース当日もフルゲート必至の一戦となる。

過去5年の傾向を見る限り、このレースは逃げ馬にとって極めて厳しい舞台となっている。昨年、サンデーファンデーが7番人気で2着に粘り込んだケースが唯一の好走例で、それ以外は総じて苦戦。今年は前走で逃げた馬が不在という構成だけに、前に行く馬の取捨は悩ましいところだが、馬券的にはヒモまでに留める判断が妥当といえる。

また、本来なら格上と映る「前走重賞組」も過去の成績は振るわず苦戦続きだった。しかし近年は流れが変わりつつあり、2023年の2着ヴァルツァーシャル、昨年の勝ち馬ロードアヴニールと、2年続けて前走重賞出走馬が連対。今年はこの傾向の変化を踏まえ、前走で重賞を使った馬にも注意を払う必要がある。

一方、世代別では5歳馬が過去5年で3勝と最も相性が良い。今年の登録馬では、みやこステークス6着のホッコータルマエ産駒ブライアンセンス、昨年の師走Sで3着に入ったアクションプラン、そして前走の民友カップで2着に好走したダンテバローズが該当。いずれも前走内容、実績ともに上位人気が予想され、馬券検討には必ず加えておきたい存在となる。

対照的に、6歳馬は過去5年で勝利がなく、データ的には明らかに分が悪い。今年は太秦ステークスを制したハピ、さらにこのレースで2着の実績を持ち、マーチステークスの勝ち馬でもあるヴァルツァーシャルが該当するが、年齢面のハンデを考えると、データ上は苦戦を覚悟せざるを得ない。

近年で傾向に変化が見られる部分もあるが、世代、脚質、前走レースレベルの関連性がはっきりと分かれるのが師走ステークスの特徴。今年もデータと現状の勢いが噛み合う5歳勢が中心となる可能性は高く、伏兵台頭も十分あり得る注目の一戦となる。 

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