競馬ヘッドラインロゴアイコン

【チャンピオンズC予想2025】実績と適性から導く注目馬4頭

2025/12/05 19:17
【チャンピオンズC予想2025】実績と適性から導く注目馬4頭

いよいよ中央ダートの総決算「チャンピオンズカップ」が行われる。

過去の傾向を見ていくと「1番人気の信頼度」が大きなカギを握るレースだ。連覇したレモンポップのような絶対的存在でなければ、頭で狙うのは容易ではない。

2018年以降は上位人気馬が勝ち続けている一方で、馬券圏内に必ずと言っていいほど人気薄が1頭絡むのが特徴だ。波乱と順当が同居する難解なレースである。年に2戦しかない中央ダートG1の2つ目という位置づけを考えても、臨戦過程の良し悪しは極めて重要で、ここに照準を合わせてきた馬でなければ馬券圏内は遠い。

地方からの参戦であればJpn1級で勝ち負け、最低でも掲示板は必須。中央勢は前走で上位人気か上位着順を確保していることが望ましい。脚質は前有利が基本だが、この2年はレモンポップの逃げ切りに対し、ウィルソンテソーロが後方から2年連続で追い込んで2着を確保しており、展開次第では差しも侮れない。ドゥラエレーデも番手から差しへ戦法転換して結果を残しており、戦術の柔軟性は武器となる。

枠順の影響も見逃せず、一昨年に15番枠からレモンポップが勝った例こそあるが、外枠は基本的にマイナス材料。昨年は8番以内の3頭で決着し、内寄りの利が大きいレースである。特に3枠は1・1・3・3着と抜群の安定感を誇っているだけに人気薄でも警戒したい。

牝馬は出走自体が少なく苦戦傾向だが、個々の能力差が激しいため一概に消す判断は危険と言える。

こうした背景を踏まえ、今年注目したいのは4頭だ。まず、2年連続2着のウィルソンテソーロは、悲願の中央G1制覇を狙う立場で、三度目の正直なるか注目が集まる。ダブルハートボンドは5連勝後に挑んだ初重賞こそ2着だったが、続くみやこSを制して勢いを取り戻した。主戦の坂井騎手はこのレース3連覇がかかる。

テンカジョウはキャリアで馬券内を一度も外しておらず、今回が重賞で初めての牡馬相手でも能力は確実に通用する。条件戦とはいえ古馬をねじ伏せたナルカミも魅力で、気分よく走れれば大物誕生の可能性がある。

混戦ムードが色濃い今年のチャンピオンズカップだが、勢い・実績・適性のバランスが問われる一戦となる。今年のダート王の座を掴むのはどの馬か、注目が集まる。 

【鳴尾記念2025予想】阪神1800mで連対率100%のグランヴィノス、得意舞台で重賞初Vへ視界良好
新LINEを必ずご確認ください