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【鳴尾記念2025予想】オールナット本格化、58キロでも死角なし?

2025/12/05 13:44
【鳴尾記念2025予想】オールナット本格化、58キロでも死角なし?

前走のチャレンジCを鮮やかに差し切り、念願の重賞初制覇を成し遂げたオールナットが、鳴尾記念で重賞連勝を狙う。

前走はスタートを見ての“出たなり競馬”。序盤から前が飛ばす58.4-59.6秒のタフな展開を見極めると、モレイラ騎手は迷いなくインに進路を取り、中団インの絶好位を確保。勝負どころの3〜4コーナーで馬群の間を割る大胆な判断と精密なコントロールで進路を確保し、直線ではラスト50メートルで一段階ギアが上がるかのような加速を披露した。まさに“モレイラマジック”と評される完璧なエスコートでの勝利だった。

そのモレイラ騎手から今回は北村友一騎手へ手綱が戻るが、オールナット自身は芝1800mで【2-0-1-0】と崩れておらず、舞台適性は申し分ない。前走の鮮やかな差し切りは騎乗の妙もあったとはいえ、馬自体が4歳秋に入って本格化の気配を漂わせているのも確かだ。半姉には2015年ジャパンCを制したショウナンパンドラがいる良血。成長曲線が遅めでも不思議ではなく、今の充実は血統背景が裏付けるものとなっている。

58キロの斤量は決して楽ではないが、勢いと内容を見れば克服可能な条件だ。今回は3カ月ぶりの実戦ということで状態面についても慎重に見極めたいところ。1週前追い切りでは栗東坂路で4F53秒3-12秒1をマークし、軽快な動きを披露。高野調教師の「総合的により良くなってきている」というコメント通り、心身ともに充実一途で、状態面は万全に仕上がってきている印象だ。

相手にはチャレンジC・2着で、ヴィルシーナ、ヴィブロス、シュヴァルグランというG1馬を兄弟に持つ良血馬グランヴィノスをはじめ、ラジオNIKKEI賞・2着の実績が光るセンツブラッドなどライバルも強敵が揃っているが、現状の完成度なら重賞連勝の可能性は十分。ここはあっさりと重賞連勝を決め、ここも通過点としてほしい。 

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