【ジャパンダートクラシック2024予想】フォーエバーヤング“デキ8分”でも確勝級か?
10月2日は大井競馬で「ジャパンダートクラシック」が開催。3歳ダート三冠競走最終戦ということで集まるメンバーもハイレベル。
今年の主役はケンタッキーダービーで僅差の3着に食い込んだフォーエバーヤングだ。
2走前のUAEダービーまで無傷の5連勝と破竹の勢いでスターホースへの階段を駆け上がってきた。今年の上半期にはサウジダービー、UAEダービーを連勝し、ケンタッキーダービーで僅差の3着と世界の3歳馬でもトップレベルであるのは間違いない。
前走のケンタッキーダービーで初めて土がついたが、掲示板組は勝ち馬以外全て後ろからの馬となっており、ハイペースとタフ馬場では伸びきれなかった。直線では2着馬と馬体が接触する激しい追い比べも展開しており、まさに“激闘”の一戦であった。そんなタフな海外G1遠征帰り初戦で約5ヶ月の休み明けとなると、さすがに安易に信頼するのは危険とも言えよう。
また、中間は熱発発症、11月のBCマイルも控えていることから、仕上がり具合はかなり慎重に見極めたい。熱発の影響で中団やや遅れを取ったようだが、最終追いでは栗東CWで6F81秒9―37秒5―11秒5の好タイムをマーク。併せた古馬3勝クラスの僚馬にも2馬身先着と不足感は感じない。トレーナーの矢作調教師も「恥ずかしくない仕上がり」と太鼓判を押しており、始動戦としては及第点以上の仕上がりを印象付けている。ある程度余力を残した仕上げで臨む可能性が高そうだが、ここで調整を崩したり凡走でもすれば遠征プランも再検討されることになるだけに、師のコメント通り“恥ずかしくない仕上がり”には整えられていると見て間違いないだろう。
人気を集めることになりそうな1頭だが、BCマイル快勝を狙うならここは無様な競馬はしないと見て、有力視したい。