【新潟記念2026追い切り】ジュンブロッサムはひと叩きの効果に期待大、中2週でも状態万全
公開: 2026/08/27 14:23

関越S・9着から中2週という間隔で巻き返しを狙うジュンブロッサム。
最終追い切りは栗東坂路で単走。助手を背に馬なりのまま4F53秒4-3F38秒4-2F24秒7-1F12秒4をマークした。数字だけを見れば目立つ時計ではないが、パワーを要する馬場状態のなか、最後まで余力を残して12秒4までまとめた内容は悪くない。脚さばきはキビキビとしており、スピード感も十分だった。道中で折り合いを欠く様子もなく、リラックスした走りで坂路を駆け上がっている。
そもそもジュンブロッサムは、強く追って仕上げるタイプではない。過去の追い切りを振り返っても、好走時、凡走時を問わず水曜段階で強く追われるケースはほとんどなく、馬なりが通常の調整パターンだ。したがって、今回も「馬なりだから軽い」と判断するのは早計である。むしろ馬なりのまま1F12秒4まで動けた点に、この馬なりの状態の良さが表れている。
一方で、重賞で好走していた頃との比較では慎重に見たい材料もある。当時は栗東CWで終い10秒台を記録するなど、追い切りから鋭さを強く感じさせる動きを見せていた。今回は1週前追い切りでもCW6F84秒4-1F11秒3を馬なりでマークしており、終いは11秒台前半にとどまっている。絶好調時の切れ味と比べれば、物足りなさが残るのも事実だ。
ただし、今回は中2週のローテーション。中間には坂路4本、CW7本と十分な本数を消化しており、最終追い切りで無理に負荷を高める必要はなし。前走を使ったことでガスが抜け、動きに軽さが出てきた印象もある。間隔を考えれば、むしろ余力を残した仕上げは理にかなっている。
友道康夫調教師も、夏の方が合う馬であり、現在は1600mより2000m程度がいいとの見立てを示している。ワンターンの1800~2000mがベストという評価もあり、条件面では今回の新潟記念に魅力がある。左回りの新潟、夏という舞台も歓迎材料だ。
追い切りから絶好調と断言できるほどの派手さはない。しかし、馬なりを基本とするジュンブロッサムにとって、今回の調整過程は大きく崩れていない。関越Sをひと叩きした効果が実戦でどこまで表れるか。追い切りでは「上積み」と「本来の切れ味」の両方を見極めたい一頭だ。

