【阪神ジュベナイルフィリーズ2015】メジャーエンブレム、混戦ムード断ち切るか?
秋の阪神が開催されて2週目の12月13日(日)は「第67回阪神ジュベナイルフィリーズ」(G1)が開催予定。ダイワメジャー産駒の新星、メジャーエンブレム(牝2、美浦)は有力馬のうちの1頭だ。
デビューから2戦は危なげない走りで余裕の勝利。左回りの1800m、右回りの1600mを見事にこなしてみせた。デビュー3戦目はアルテミスステークス(G3、東京芝1800m)で初の重賞レースに挑んだ。
これまでの2戦とは違い、メンバーも強化された同レースでメジャーエンブレムは初めてハナをきって前へ出た。直線に入っても先頭は変わらず、内ラチ沿いで脚を伸ばしてそのままゴールするかと思われたが、後ろで脚を溜めていたデンコウアンジュ(牝2、栗東)が離れた外から上がり33.3秒の脚で猛追してきた。結果はクビ差でデンコウアンジュが先着し、メジャーエンブレムは2着に敗れた。
惜しくも重賞初制覇とはならなかったが、積極的に前へ出て強い競馬を見せてくれた。重賞戦を経験して徐々にレースのレベルも上がってきているが、2歳牝馬の世代で存在感を示している一頭だ。次は初のG1、初の輸送、さらには先行が不利とされる中京コースと不安な要素は多々あるが、まだまだ伸びしろはありそうで次はどんな競馬を見せてくれるかが楽しみである。