【JRA】ソールオリエンスが現役引退し種牡馬入り、天皇賞秋・14着がラストラン

2023年の皐月賞を無傷の3連勝で制したソールオリエンス(牡5、手塚貴久厩舎)が現役を引退し、種牡馬入りすることが明らかになった。所属する社台サラブレッドクラブが2日、公式ホームページで発表した。天皇賞・秋14着がラストランとなった。
ソールオリエンスは父キタサンブラック、母スキアという血統で、半兄には富士Sの勝ち馬でドバイターフ・2着のヴァンドギャルドを持つ良血馬。2022年11月にデビューし、初戦では後の重賞馬レーベンスティールとの競り合いを制して新馬勝ち。続く京成杯で重賞初制覇を果たし、3戦目となった皐月賞では重馬場を苦にせず力強く伸び、タスティエーラを差し切ってクラシック最初のタイトルを手にした。
その後は勝利こそなかったものの、日本ダービー・2着、菊花賞・3着、2024年宝塚記念・2着など、G1戦線で上位争いを続けた。通算成績は16戦3勝、総獲得賞金は5億8166万1000円。
今回の引退は、天皇賞・秋後に背腰の疲労が強く残り、有馬記念への出走が困難と判断されたことに加え、馬産地から種牡馬オファーが届いたことが背景にある。父キタサンブラックや代表産駒イクイノックスの種付け料が高騰する中、後継種牡馬としての期待も高まり、関係者間で協議の末、引退と種牡馬入りが決まった。
今後は祖父ブラックタイドと同じ北海道日高町のブリーダーズスタリオンステーションで繋養される予定で、次世代のスターを送り出す存在として期待されている。

