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【ステイヤーズS予想2025】傾向から導き出す勝ち馬候補4頭とは?

2025/12/05 16:18
【ステイヤーズS予想2025】傾向から導き出す勝ち馬候補4頭とは?

日本競馬の平地最長距離で争われるG2「ステイヤーズステークス」。例年とは異なる傾向が浮き彫りになる。今年もその傾向を踏まえた馬券構築が求められる。2020年を最後に1番人気は馬券圏から遠ざかり、特に2021年は上位人気3頭が揃って飛ぶという異例の結果となった。ただし、その際も4~6番人気の決着で収まり、大波乱には至っていない点が特徴だ。

直近3年間を見ても、2番人気と3番人気がともに各2回馬券になっており、毎年どちらかは確実に絡んでいる。人気薄の激走も皆無ではないものの、二桁人気の台頭は基本的に1頭までが限界だ。ステイヤーズSは特殊な距離ゆえ、距離適性だけで馬が一変するケースがあるが、複数頭が一気に穴を開ける展開にはなりにくい。さらに、馬券に絡んだ馬は3年間すべて異なるものの、長距離戦は同じ馬が繰り返し好走する傾向がある点は注意が必要だ。今年は昨年2着のシルブロンが参戦しており、6歳以上の活躍が続く舞台という点からも軽視は禁物といえる。

また、前走が長距離戦であることはほとんどの馬が該当するため、当時の着順や人気は過度に気にする必要はない。ただし、大敗からの巻き返しは簡単ではなく、近走で好走しているタイプは素直に評価すべきだ。脚質面では前々で運べる馬が強く、さらに毎年「半分より外の枠」から最低1頭は馬券に絡むというデータも見逃せない。

これらを踏まえて注目したいのが4頭だ。まずチャックネイトはAJCC勝ちに日経賞2着と中山実績が豊富で、3000m超は天皇賞春に次ぐ2度目となるが、舞台適性の高さから好走の予感が漂う。シルブロンはこのレースで7着、2着と走っており、三度目の挑戦となる今年も侮れない存在だ。ヴェルミセルは中山で能力を発揮しやすく、近2戦の内容からもここで勝負になる力はある。最後にホーエリートは牡馬相手でも健闘を続けており、課題は3600mへの対応だけだが、持続力勝負になれば浮上の余地は十分だ。

今年のステイヤーズステークスも、独特の条件と近年の傾向を踏まえた“ステイヤーならでは”の取捨選択が鍵を握る。長距離巧者が真価を問われる一戦となりそうだ。 

【ステイヤーズS予想2025】ホーエリート“長距離+中山”は歓迎材料
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