競馬ヘッドラインロゴアイコン

【中京2歳S2026追い切り】精神面の成長が大きいサンタンジェロ、追い切りで見せた進化とは?

公開: 2026/08/27 17:25

中央競馬
【中京2歳S2026追い切り】精神面の成長が大きいサンタンジェロ、追い切りで見せた進化とは?

新馬戦6着から同じ中京芝1400mの2戦目で一変したサンタンジェロ。

1週前追い切りは8月20日、西村淳也騎手が騎乗して栗東坂路で行われた。古馬3勝クラスのペンナヴェローチェを0秒5追走し、馬なりのまま0秒4先着。4F54秒9-3F39秒0-2F24秒9-1F12秒1を計時した。

特に評価したいのが、終盤の伸びだ。2F24秒9からラスト1F12秒1までしっかり加速しており、無理に追われることなく終いの反応を示した。年長の3勝クラスを追走する形から先着した点も含め、負荷と動きのバランスが取れた1週前追い切りだった。

初戦時は気性面の難しさを抱えていたが、前走ではメンコを着用して落ち着きを取り戻し、同じ中京芝1400mで豪快な差し切り勝ちを決めた。今回はその前走を使った後の調整でも、気持ちが先走ることなくリラックスして走れている。

最終追い切りは26日、栗東坂路で単走。再び西村淳也騎手が騎乗し、4F55秒4-3F40秒1-1F12秒5を馬なりで記録した。時計だけを見れば目立つ数字ではないが、今回の目的は仕上げ切ることではなく、状態を整えて本番へ送り出すことにある。中渕助手も「そんなに攻め過ぎず」という意図を明かしており、無理のない調整が施されている。

実際の走りを見ると、馬場の真ん中をブレの少ないフォームで登坂。脚さばきは軽快で、最後まで余力を残してまとめている。前日に軽く調整していることも含め、調教時計の派手さよりも走りの安定感を評価したい。

また、最終追い切りで重要なのが、1週前からの精神面の変化だ。1週前には年長馬との併せ馬でしっかり負荷をかけながら先着し、最終追いでは単走でリラックスした状態を確認した。気性面に配慮しながら、必要な刺激だけを与える調整ができている。

前走後の上積みについても期待できる。中渕助手は、1戦使ったことでレースを理解したことに加え、精神面が成長したと分析している。追い切りでも体の使い方が良くなっているとの評価があり、デビュー時とは明らかに違う状態にある。

血統面では、祖母にGⅠ7勝のジェンティルドンナを持ち、母系にはエリザベス女王杯を制したジェラルディーナもいる。父エピファネイアとの組み合わせからは中距離への適性も感じさせるが、現時点では前走と同じ1400mで結果を出していることを重視したい。少なくとも今回の舞台に関しては、すでに実戦で適性を示している。

追い切りだけを見れば、派手な時計を連発している馬ではない。しかし、サンタンジェロの場合は時計の速さよりも、リラックスして走れるようになったこと、馬体と脚さばきが安定してきたことに価値がある。1週前に古馬3勝クラスを追走して先着し、最終追いでは余力を残して軽快に登坂。重賞初挑戦へ向けた調整としては十分に整っている。

新馬戦6着から前走で一気に変わったサンタンジェロが、今回はさらに一段階上の舞台に挑む。追い切りから感じるのは、急激な変化というよりも、レースを経験するたびに精神面と走りが噛み合ってきた印象だ。得意の中京芝1400mで、前走以上のパフォーマンスを引き出せる状態にはあると見て有力視したい。

【中京2歳S2026追い切り】ジーティーマイカ余裕残しで11秒4、無傷2連勝へ仕上がり万全