【マリーンC予想2025】“神枠”継続中のメモリアカフェ、ここは確勝級

10月2日(木)は、船橋競馬場のダート1800mでJBCレディスクラシックの前哨戦「マリーンカップ」が開催。昨年から施行時期を秋に移し、条件も3歳牝馬限定の1800mに変更されたことで、路線の大きなステップレースとして定着しつつある。
昨年はアンデスビエントとアンモシエラの大逃げで展開が崩壊して波乱の決着となったが、今年は関東オークス1~3着馬が揃う豪華メンバー。その中で主役を務めるのが関東オークス覇者メモリアカフェだ。
前走では序盤5番手から直線で余力十分に抜け出し、最後はルメール騎手が「僕はただのパッセンジャー」と語るほどの手応えで5馬身差の圧勝。勝ち時計2分17秒3(良)は水準以上で、能力の高さを証明した。未勝利戦での7馬身差快勝、続く1勝クラスを1分34秒7(重)で制した内容も含め、これまでの走りはいずれも上々のパフォーマンスである。
操縦性の良さとレースセンスに加え、今回は前走の関東オークスと同じ得意の最内1番枠。前走を見ても道中は器用な立ち回りを見せており、ツーターンの船橋コースと合う可能性は高い。距離短縮の1800mも歓迎材料で、時計勝負にも十分対応可能とみられる。放牧を経て心身ともにリフレッシュされた姿で挑む今回、関東オークスからの交流重賞連勝は濃厚だ。
管理する柄崎将寿調教師は今年開業した新進気鋭で、メモリアカフェが厩舎の初勝利馬。交流重賞制覇をもたらした存在だけに、この舞台でも格別の思いを抱くだろう。古馬相手でも戦えるだけのポテンシャルを見せた一戦に続き、ここでも高いパフォーマンスを披露する可能性は大きい。
今年のマリーンカップは、メモリアカフェが堂々たる主役を演じる舞台となるだろう。

